第11項より
「転職のとき、できるだけ資格はあったほうがよい」
―― MBA、CPAは外資系企業への超特急券
―― 日系、外資系ともTOEICは必ず受けておくこと
転職のときは、やはり資格を持っていたほうが企業も採用しやすい。
外資系企業を希望するときには次の二つの資格は超特急券であるといえる。
MBA ただしアメリカの大学で!
CPA アメリカ公認会計士
このいずれもかなり難しく、そう簡単に取れるものではない。MBAは、独身時代に資金の余裕のあるときアメリカの大学に入学し、トライしてみてはどうだろう。最近は、時折りこのような人を見かけるようになった。CPAのほうは日本の公認会計士よりはやさしいようだ。日本にいながらにして必死に勉強して取得された方もおられる。
ビジネスマンの英会話能力に関しては、TOEICはぜひ受けておきたい。コツコツと勉強すれば、少しずつ確実に点数が上がっていく。最初はいい点数を取れないのは誰しも同じである。要はチャレンジすることだ。
外資系企業に転職する場合、まずTOEICのスコアを聞かれる。これは少なくとも700点にはしておきたい。この程度であれば、それほど難しくない。
外資系金融関連企業を狙うのなら、TOEIC800点くらいは必要である。何しろ、ほとんどの会社で英語だけしか使っていない。人の言っていることがわからなかったら、それっ切りという感じである。入社試験のとき、英語での面接があるので、ここでふるい落とされてしまう。
山一證券の倒産以来、外資系金融機関の人気が急上昇しているが、これらの企業での求人条件はかなり厳しい。人気がある分だけ、優秀な方の応募が多いのである。
女性でMBAを持っておられる方には絶好のターゲットではないかと思う。
最近、女性でCPAの資格を持っている人もまた少しずつ増えているようだ。このような方はたいてい専業主婦は頭の中になく、一生キャリアウーマンでやってゆかれるつもりだろう。外資系企業の増加は、同時にキャリアウーマンの仕事の場を広げていっている。国際化の時代、非常に結構なことである。
技術関連ではネットワーク技術者の要望が多い。この不景気のおり、LAN、WAN等のネットワーク技術者だけは不足して困っている。求人の要望にすぐには答えられない。
ネットワークは技術が日進月歩であり、他人に教えられるハイレベルの技術者はなおさら少ない。この分野でマイクロソフト、ノベル、オラクル等の認定技術者の資格は需要度が高い。おそらく、ここ5〜10年のスパンでは技術者不足が続くのではないかと想像する。
日系企業ではパソコンLAN構築は、まだまだこれからである。景気が回復すれば、まずこの分野の大幅成長は間違いない。
なお、これら通信、ネットワークの分野では、アメリカが技術的にかなり進んでおり、外資系企業では相当の勉強を強いられる。これらハイテク関連の外資系企業の技術分野では、基本的に製品の研究開発は欧米の開発拠点で行っており、日本支社の技術部は製品のサービス、応用技術に限られる。したがって、これら日本の外資系企業に入社しても基礎的研究開発は行えないのが普通である。
しかしながら、優秀な日本人技術者であれば、アメリカ系企業は本社へ派遣する度量を持っている。
国立大学修士卒の優秀な通信関連技術者M氏を日本AT&T社に紹介したときのことであるが、アメリカ人ドクターの面接を含め、何回かの面接を経て採用となり入社された。
M氏は、研究開発に従事したいとの希望は伝えてあったが、アメリカ駐在の約束は面接時にはなかった。しかし、入社後二ヶ月で通信関連研究開発の最高峰であるベル研究所へ赴任された。もちろんM氏も喜ばれたが、アメリカ人の度量にも感服した次第である。
ついでに申し上げておくが、アメリカのベル研究所は日本の大学の教授クラスが研究所入りを希望しても、そうやすやすと行けるところではない。
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